フライホイール 蓄電システム(システム提案製品)

Flywheel Energy Storage System(System proposal product)

概要

フライホイール電力貯蔵装置はケミカルレスであるため、以下の利点があります。

  • 低温での特性劣化がなく、高温環境での連続使用が可能です。
  • 充電と放電を頻繁に行っても特性劣化や寿命劣化はありません。
  • 高温環境でも、長寿命(15年以上)です。サイクル回数の制限がありません。
  • 鉄とアルミと銅でできているため、廃棄時の環境負荷を軽減します。
  • SOC(State of Charge):充電状態が確実に管理できます。
フライホイール 蓄電システム 製品画像

このような特長をフライホイールを用いることで、下表に示すような課題に対してソリューションを提供することができます。

No. 課題 ソリューション 特徴
1 キャパシタ方式では、補償時間0.5秒~1秒のため不安がある。 フライホイールによる瞬低補償装置
  • 常時商用方式
  • 装置容量:10kVA~200kVA
  • 数秒から数分程度のバックアップ時間が 実現できます。
  • 期待寿命は15年以上です。
2 発電機が動作するまでの間はバックアップして欲しいが、鉛バッテリ式ではバックアップ時間が長く、寿命が短い。
キャパシタ方式ではバックアップ時間が短いため、発電機が動作するまでにバックアップすることができない。
3 無瞬断で運用したい機器があるが、電源に電力を回生するため、既存のUPSでは回生電力を吸収できないため使用できなかった。 フライホイールによる回生対応UPS
  • 給電方式:常時インバータ方式
  • 装置容量:10kVA~200kVA
  • 回生エネルギーを吸収可能です。
  • 鉛バッテリを併用することが可能です。この場合、5分~10分程度のバックアップ時間を確保できます。
  • 寿命は15年以上です。
4 再生可能エネルギーの導入量を増やしたいが、系統に影響を与える問題がある。 フライホイールによる電力平準化装置
  • 装置容量:10kVA~1000kVA
  • フライホイールは環境変化につよいので、寒いところから暑い場所でも使用可能です。
  • 風力発電システムなど出力変動が大きい系統に対して、柔軟に補償可能です。
5 ローカル系統において、再生可能エネルギーの導入量を増やしたいが発電機の調整能力が低く、系統の周波数や電圧が変動する。

構成例

フライホイールによる瞬低補償装置

停電バックアップ時も正弦波出力します。最近のパソコンや小型サーバ等、PFC(Power Factor Correction:力率改善)機能を搭載した機器にも安心して使用できます。

瞬低補償装置

フライホイールによる回生対応UPS

停電バックアップ時も正弦波出力します。最近のパソコンや小型サーバ等、PFC(Power Factor Correction:力率改善)機能を搭載した機器にも安心して使用できます。

回生対応UPS

フライホイールによる電力平準化装置

停電バックアップ時も正弦波出力します。最近のパソコンや小型サーバ等、PFC(Power Factor Correction:力率改善)機能を搭載した機器にも安心して使用できます。

電力平準化装置

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